アナンダ・マルガに時々寄せられるご質問をQ&A形式にまとめてみました。
Q.アナンダ・マルガは宗教?
A.答えはNOです。現在、宗教と呼ばれるものの多くは、教義にとらわれ、対面的な儀式形式を重んじるばかりに、独断的で非実用的になっています。「信じなさい、我々の神の言葉こそが真実です」といった宗教的な押しつけや盲目的な信仰をアナンダ・マルガでは認めません。それよりも科学的な裏付けのある瞑想などの実践をすすめ、その人自らの経験や気づきを大切にします。
Q.他の瞑想を教える所や宗教団体とはどこが違いますか?
A.アナンダ・マルガの顕著な特徴をいくつかあげるとすると、まず、高額な費用がかかったり、強制的な寄付金を請求したりということがありません。また、アナンダ・マルガの瞑想法は、インドの本格的な瞑想の実践を基にしています。その実践は、現実的な社会との関わりとのバランスを保ちながら行うべきです。現実の学業や仕事などと対立することではありません。
Q.アナンダ・マルガで瞑想を習うには?
A.瞑想の経験がある方も無い方も、最初は初心者用の瞑想クラスへの参加をおすすめします。現在、瞑想クラスは東京・大阪・福岡・沖縄などで実施中です。お問い合わせをいただいた方には、近辺の都市で開催するときにご案内をさし上げています。アチャリヤ(師範)は東京・大阪に滞在していますので、実際に全国の都市を一度に回ることはできません。まだ、お伺いしていない他の都市にお住まいの方の中で、知人やサークルなどで瞑想クラスを開いてみたいという方、また、個人でもアチャリヤの交通費などがまかなえる方やアチャリヤの滞在する都市を訪ねることができるという方は、下記まで文書にてご連絡下さい。お問い合わせはお問い合わせフォームまたはメールでも受け付けております。
〒800-0355 福岡県京都郡苅田町南原1024-4 アナンダ・マルガ北九州連絡所
瞑想の実践は継続して行うことが大切です。瞑想クラスを一回だけ開催してそのままというより、継続して指導や実践がしていけるような都市での開催を優先しています。その都市で開催した後、参加者の中で希望者同士が定期的に集まって瞑想をしたり、アチャリヤ(師範)が継続して指導をしていける基盤を作っていけるところが理想的です。その過程で、希望者が本格的な瞑想の指導をアチャリヤから個人的に受けていただくことが容易になります。
Q.瞑想の費用はどれくらいかかりますか?
A.会場を使った初心者のための瞑想クラスやセミナーは、会場費やアチャリヤ(師範)などの交通費を参加者で負担していただいています。地域や人数などによって異なりますが、大阪での実例をあげてみましょう。大阪に会場を借り、アチャリヤと通訳者が神戸と京都から伺って開催しました。参加者は15人。一クラス(週1回5回分)で、1人7千円(テキスト代込)という額で実施しました。詳しくは各地域毎のクラスのご案内に明記しますので、そちらをご参照下さい。尚、本格的な個人指導は無料です。
クラスなどに参加するには、入会とかをする必要があるのですか?
いいえ、極端な迷惑行為や妨害をされないかぎり、どなたでも参加できますし、何かを強制されるということはありません。
Q.アナンダ・マルガのメンバーになるには?
A.アナンダ・マルガは、組織の名称としても用いていますが、スピリチュアルな(霊的な)生き方としての「道」であり、その精神的ならびに社会的な「理念体系」でもあります。その「道」を自ら実践し、自発的にアナンダ・マルガの活動を伝え広めていく人を「マルギ」と呼んでいます。マルギとは、何か入会というような形を取ってなるものではありません。段階を踏んで、自分なりに納得や準備ができ、何かの役割や責任を自発的に担い実践していくことで、自他ともに認める「至福の道」を歩むマルギになると言えます。